Immigration Law Associates
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ナショナル・インタレスト・ウェイバー

 

米国の国益に適うと考えられる職務に従事しており、国益に資する足る能力を証明するのに十分な実績のある外国人は、ナショナル・インタレスト・ウェイバー(National Interest Waiver; NIW)という特殊なEB-2カテゴリーに基づき米国永住権を取得することができます。NIWによる永住権申請は、EB-2カテゴリーに基づく永住権申請でありながら労働省へのLabor Certification申請が必要とされず、また、申請のためのスポンサーも必要とされません。NIWに基づき永住権を取得できる外国人の典型例は博士号をもつ研究者ですが、それ以外の職業につく者(大学教授、企業内研究者、芸術家、事業家など)もこのカテゴリーに該当する場合があります。

 

資格要件

NIWはEB-2カテゴリーに基づく永住権申請ですので、申請者は修士号以上の学位、又は、自らの研究分野において極めて高い能力を有していることが申請のための前提条件となります。「自らの研究分野におけるきわめて高い能力」の証明は、以下の6つの事実のうちの少なくとも3つを書面により証明することにより行います。

(1) 外国人は大学又はその他の教育機関から自らの専門分野に関する学位、証明書、認定書等を受領していること。

(2) 外国人は自らの専門分野において少なくとも10年間フルタイムで勤務した経験があること。証拠書類として、その外国人の現在または以前の雇用者からのレターを取得する必要があります。

(3) 外国人は専門職として業務を行うための免許又は証明書を取得していること。

(4) 外国人は専門職として高額な給与又はその他の報酬の支払いを受けていること。

(5) 外国人は専門職のための団体・協会に所属していること。

(6) 外国人は、同業者、政府機関、又は専門職団体から「一定の産業又は研究分野において顕著な成果を挙げた、又は、多大な貢献をなした」と認められていること。

 

また、NIWを利用するためには、申請者は以下の三条件を満たしている必要があります。

(1) 外国人が従事している職務は、相当な内在的価値(substantial intrinsic merit)を有する分野に属すること。外国人が一定の研究活動に従事しておりその研究に対して対価が支払われている場合や、外国人の職務内容に何らかの芸術的又はそれ以外の価値が見出される場合、その外国人が従事している職務はこの条件を満たすと主張できるでしょう。

(2) 外国人がもたらす利益は、国全体を資するものであること。外国人の業務遂行が、勤務地の所在する地域をはるかに越えた地域に対して利益をもたらす場合、その外国人のもたらす利益は「国全体を資する」と主張できるでしょう。例えば、橋梁建設を専門と土木技術技術者は、仮に特定の州内においてのみ職務を遂行する場合でも、その技術者が携わる橋梁は他州から来訪する人々により使用されるため、その技術者がもたらす利益は勤務地の所在する州をはるかに越える地域を利するいえます。他方、外国人の有する技術が、特定地域にのみに所在する特殊な顧客層にしか適用できない場合、その外国人のもたらす利益により恩恵をこうむる地域は「外国人の勤務地の所在する地域をはるかに越える」とはみなされません。

(3) 外国人の永住権申請に際しLabor Certification申請を要求することは国益に反すること。この条件を満たすためには、NIW申請を行う外国人は、その外国人と同等の最低条件を満たす 米国市民又は永住権保有者でその外国人が就任することになる職に就くことのできるものを相当程度しのぐ国益を米国に対してもたらすことを証明する必要があります。NIW申請により回避されることになるLabor Certification申請手続きは、「米国市民又は米国永住権者の職ないし就職機会の保護」を目的としており、これは米国の国益に資すると考えられます。それゆえNIW申請を行う外国人は、自らがもたらすであろう国益が「米国市民又は米国永住権者の職ないし就職機会の保護」を相当上回ることを立証しなければなりません。

 

NIW申請の長所と短所

長所

短所

 

米国移民局によるNIW申請取り扱い上の動向

NIW申請に対する移民局の承認を得るためには、申請を行う外国人は、自らの知識・技術水準が他の同一分野の研究者等と比較して相当に高いことを証明しなければなりません(上述の条件(3)参照)。昨今の移民局のNIW申請審査動向をかんがみますと、「申請者である外国人の専門知識がユニークなものであること」または「外国人はユニークな組み合わせの複数の専門知識を有すること」を証明するだけでは、NIW申請に対して承認を取得するのは困難であるといえます。また、移民局は申請のために準備されたレター類も証拠としてそれほど重視しなくなりつつあります。そのため、NIW申請に対する承認を得るためには、申請とは無関係に出版された申請者やその業績に対する評価記事や、申請者の研究成果の引用回数を証拠として提出することが益々重要になりつつあります。

 

NIW申請手続き

NIW申請は、I-140書式、ETA 9089書式、及びその他の証拠書類を米国移民局に提出することにより行います(労働省への提出書類はありません)。また、移民ビザが直ちに発行可能な状態にある場合、上述の書類に加え、米国における滞在資格変更のためのI-485書式及び就労許可証発給申請のためのI-765書式も同時に提出することができます。

NIWに基づく米国永住権申請手続きは、Labor Certification申請を不要としないという点において容易ではありますが、資格要件の満足・不満足についての微妙な判断が必要となると共に、要件の立証方法につき細心の準備をすることが重要となります。そのため、NIW申請を検討される方は事前に移民弁護士に相談されることをお勧めいたします。

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